怒りについての記事をいくつか書きましたが
その性質・メカニズムをかみ砕いて府に落とすには時間がかかります。
普段、怒りを抑えよう
感じない様に心がけていても
感情が一気に溢れそうになる事もあると思います。
自分の心の容量が100しかないところに
1000の入力があったら一瞬で溢れますよね?
そうした場合、
これまで意識していた事はさておいて
そうせんと収まらないんじゃぁ!!
と怒りを露わにしてしまいます。
気持ちが収まらないというのは
心の器内に収まる程度にしたいって事ですね。
そのために一番プリミティブな手段である
怒りが用いられる訳です。
…じゃ納得できないし
場合によってはいろいろ損失があります。
悪い思考を鎮める
怒りとはざっくり言えば
「悪い思考」
とも言えます。
さて、いろいろなサイトや本には
というのが多いですね。
だけど仕事中で手が離せない状況であったり
怒りの対象から距離を取ろうとバックしても
付いてくる場合もあります。
そもそもイライラムシャクシャしている時というのは
そういう簡単な方法すら試す余裕すらない事だってあります。
って感じる事だろうし、
移動する深呼吸するって行動数が数ステップに及びますね。
まあ、めんどくさいという事です。
あるからもう少し時間を…
(怖っ!!)
ストップ法
AQでおなじみのアメリカの心理学者ポール・G・ストルツ氏が考案した
「ストップ法」というのがあります。
心理学者エリス氏は人間の不安や悩み・焦りなどは、
ネガティブな事態が起こるから生まれるとは限らないと定義しました。
「物事の受け止め方」を重視した理論ですね。
ストルツ氏はエリス氏の理論に着目し、
「悪い方向に考えだす思考を止めれば良いじゃない」
と考えました。
この「ストップ法」はいたってカンタンです。
この気持は止まらない…
と感じた時に、
目の前の机・壁などを
と叫びながら叩くというのが基本となります。
確かに下手して机や壁が破損したら
弁償しないといけないし
客商売でお客様の前で机殴り始めたら…
実用的ではありませんね。
上司に呼ばれて
となる事も予想されます。
(実際に呼び出された私が来ましたよ)
代わりに両手を「パーン」と打ち合わせる
いわゆる柏手・クラップですね。
これだと問題なく
(パーーーーン!!!)
って出来ますね?
ストップ法も実用的じゃない?
だから音とか叫ぶとか…
…言いたいことはわかります。
しかし仕組みを知れば
自分なりに加工して実用化できますよ。
机や手を叩くという事は
「軽い痛み」という刺激を受けます。
この刺激は「ストップ法」においては重要となります。
「この刺激を受けたら、悪い思考終了の合図」
という意識付けをすることが狙いです。
そして声に出す事によって
「悪い思考を止める」
という意識をより強く脳に意識させることが出来ます。
似たようなものに
(壁ドーーーーン)
と壁を殴ったりするのがありますが
あれはむしろ怒りに対してGoサインを出しているようなものなので
「ストップ」と口にすることで
「悪い思考をやめる」という事に意識を向ける必要があるんですね。
シャウトした方が効果的ですが
つぶやく程度でも効果が認められているみたいですね。
ストップ法まとめ
怒りがこみ上げる瞬間に
- 「軽い痛み」を伴う刺激
- 「ストップ」と脳に意識させる
事によって怒りが来る前に戻す
一種のアンカリングですね。
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