先生、獅子が頭噛んできます!

獅子舞
この記事は約3分で読めます。

獅子舞に頭を噛まれると縁起がいいと言われます。

 

普通は「噛む」という行為は攻撃手段であって、犬が噛んでくるとか、小学生の時など喧嘩の際にガブったりと、その攻撃力はメインに据えられる程です。

 

獅子だって、あの鋭い歯で悪魔を噛んで退ける訳ですから。

 

しかし不思議な事に、年配の方などは喜んで噛まれに来たりします。

 

特に子供は獅子に噛まれた方がいいらしく、幼い子を連れていると

「ほら、せっかくだから噛んでもらわないと」

みたいに勧められます。

 

その場合、獅子の風貌がアレなんで、高確率で怖がられたり泣かれたり(笑

 

先生、獅子君が噛んできます!

さて、小学生の時など喧嘩の時に噛んだりすると、帰りの会などで

いそのさん
いそのさん

先生、さっと君が噛んできます!

といった感じの正義感強い系の女子の呪文によって、フィールド魔法「反省会」が発動します。

 

これによって、クラス全員の帰りが遅くなったり、当事者はダイレクトアタックの集中砲火…

 

しかし、獅子は良いんです。

 

喜ばれます。

 

それではどうして頭を噛むのでしょうか?

 

そもそも獅子舞の獅子は、インド付近で人を食らっていましたが、神の使いである狐から

けん左
使いの狐役:けん

人じゃなく、悪魔を食らうと神格化されるし喜ばれるよ。

とオファーを受けた事によって、魔を食らう存在となりました。

 

つまり、人を食べなくなったんですね。

 

だから頭に噛みつく行為、その人自身に噛みついているのではなく、その人についた悪魔や邪気にかじり付いている訳なんです。

 

そもそも、悪魔祓いや疫病退治の意味が強い獅子舞なので、悪いことから守ってくれ、ご利益があると考えられているのです。

 

子供の場合は

子どもの場合は、特に厄除けの効果が色濃くなると考えられており、学力向上や無病息災、健やかな成長にご利益があると考えられています。

 

それは子供というものは未熟で、低級の悪鬼の類でも簡単に寄せつけるため、獅子のような絶大なパワーを有する神獣がガブガブして守っている姿を見て、

はげたさん
低級悪鬼役:はげたさん

いけません!あの子のバックには獅子が付いている。これはうかつに近づくとコチラが危険だ!

となるため、厄除けの効果が強くなるみたいですね。

 

噛みつく

また、「噛みつく」という行為は、「神 付く」とされ、より縁起の良いものとして有難がられる事となります。

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました