怒りのコントロール以外でも
メタ認知能力を高めることは
円滑な人間関係を築く上では有効な手段です。
そうですよね?
どんな状況下でも自分を客観的に見れた方が
冷静な判断もできますし
感情に流される事も少ない訳ですから。
至極もっともな意見です。
そんな事が出来たら
前回の記事を読んだその場から
感情のコントロールが可能となります。
でも、実際はついカッとなったら
そういう「メタ認知」なんて頭をよぎる間もなく
怒りが感情に蓋をする訳です。
日ごろからいくつかのトレーニングをすると良いですね。
情報の区別・整理
情報の区別とは
自分と他人の情報の違いを知るということです。
例えば
ハイカム組んでボアアップといったメカチューンを施したエンジン。
10000回転までスムーズに回るんだぜ!!
それに組み合わされる足回りは
エナペタルのワンオフ品で…
なんて言っても多くの人は理解できません。
「自分が知っていることを相手は知らない」
ということを理解しておかないとなりません。
これは簡単なようで
意外と難しいです。
しかし意識するだけで
どんどん磨かれていく要素でもあります。
もちろん逆のパターンもあります。
「自分が知っている以上に相手は知っている」
というケースです。
鳴ら事によって神様を呼び出す…
なんて知識をひけらかしてたり
「たぶん、知らないだろうから…」
と調子をこくと
魔を祓うことで結果的に神様とコンタクトで出来ようになるの
と鋭いツッコミが入ったり
生暖かい目で見られる事もあると思います。
情報の区別をいろいろと意識していると
- 自分にはいい音だけど、相手には不快な音かもしれない
- 自分にはいい面白いけど、相手はとつまらないと思うかもしれない
- 自分には快適な空間だけど、相手は不快かもしれない
といった「色々なことに気付く」ことができます。
相手が何を知っているのか?
そして何を知らないのか?
常に考えながら行動することが大事だということです。
あと、同じ職場や環境にいるからと言って
「知っている」「知らない」といったものは
共通認識ではなく
個々それぞれ違う事も知っておく必要があります。
そういった意味で情報の整理も
非常に重要になってきます。
自己否定
いろいろな自己啓発・心理術などでは
対人関係が不安になるんだ!!
と言われています。
確かにその通りですが、
そもそも否定するものがない事には肯定もできませんね?
なんて人もいますが
ボサボサ頭、ヨレヨレの服、どこか変な匂いがするなんて人は
出来れば近づきたくないと思うのが実際ですし
普段からよく怒る人には
となるのは致し方ない事です。
さらにタチの悪い事に
と思い込んでいる人が多いのも原因ですね。
自分の姿は自分では見れないので
実際はそんな事はありません。
自分が怒った時のなんか
知ってる人はまず居ないはずですし。
自分の事を一番知らないのは
実は「自分自身」であったりするのです。
自己肯定は非常に重要です。
しかし、そのためには
自己否定をしっかり行っていく必要もあります。
否定をすることで今まで必要だと思っていた事が
目標達成には必要のないものだと気づいたり
圧倒的に足りない部分に気づいたり
トータルでプラスにするために自分自身を見つめ直すキッカケとなります。
そこで初めて自己承認・肯定といった流れとなります。
自分の悪い部分を認める事で
メタ認知能力を高めることにつながって行き
人間力のアップにつながるのだと思います。
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