しめ縄ってどういう効果があるの?

香川県
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香川県のお祭りといえば
有名神社など以外は
地域ごとの神社で小規模コミュニティごとに行われます。

 

例えば

「〇〇小学校学区」

毎にやや規模の大きめな神社(八幡宮とか名前からして立派なヤツ)があって
その地域の祭が行われます。

 

その小学校区内にも
それぞれの自治会(地区)毎に神社があって
小規模な地区のお祭りが開催されるみたいな感じです。

 

平成の大合併で
無理くり旧市町が合併されるまでは
概ね

「小学校区=その地域のお祭り」

といった区切り方と連動していましたね。

 

…まあ、そのため
香川の獅子舞はうどん屋よりも多いんですけどね。

 

さて、その地域のお祭りですが
私の地域では毎年一つの地区が持ち回りで
祭の主な用意や調整を行います。

 

当番制ですね。

 

その当番に当たった地区は
その労をねぎらう形で
八幡宮より当番獅子という
朱塗りの獅子頭が貸与されます。

 

…労を労っているのか
さらに仕事を増やしているのかは謎ですが(笑

 

まあ、たいへん名誉なものです。

 

本来は2頭獅子が
正式な形という話もありますし
そう考えると

さっと
本来の形で獅子舞を披露できる…
これ以上の栄誉はあるだろうか!!

って話です。

 

その名誉ある獅子頭を
貸与していただく為には
やる事がいっぱいあります。

 

番場作り(会場の整備)とか…

 

神社の鳥居や本殿などに
飾ってある注連縄(しめなわ)
あれはワラで編まれているため
風雨にさらされて痛んで来る訳ですから
この機会に当番が注連縄を作ります。

 

地区の祭(小規模の方)は
注連縄の本数も数える程度で
朝から始めても昼前までには充分完成するので
そのノリで注連縄つくりに参加したわけです…

 

そもそも注連縄って?

しめ縄といえば
神社などで神域と外界を隔てる
境界線を指す意味が有名ですね。

 

神社の周辺やご神体、ご神木など

「この中は聖域である」

といった場所に張られていますね。

 

お正月なんかで
しめ縄を玄関に飾る家もありますね。

さっと
この注連縄が見えないか!
ここは聖域だ、悪鬼の類は他所に行ってくれ!

転じて無病息災や家内安全を願う意味が込められています。

 

あなた
じゃあ、別にあんな太巻きにしなくても普通の縄でいいんじゃないの?

と思うかもしれません。

 

家なんか建てる時の地鎮祭で敷地に張る縄は
普通っぽい縄に紙垂(しで)が垂れているだけのモノですしね。

 

注連縄に込められた意味

注連縄の中央が太くて
両端に行くほど細くなる
何本かのワラ束を編んでいる事から
ボコボコしてますね。

 

これは空の雲を表しているそうです。

 

そしてワラ束のフサの様なものがぶら下がっていますね。
雲から降り注ぐものといえば雨ですね。

 

〆の子(しめのこ)と言われるワラ束は雨を意味します。

 

じゃあ、白い紙で作られた紙垂(しで)
ギザギザしてますね?

 

あなた
じゃあ、この形…
ギザギザして空から降るものと言えば雷だ

そうです。
雷を意味した飾りですね。

 

雲・雨・雷は
稲作文化の日本では
天気というものは非常に重要な要素となります。

 

あなた
雷って害にしかなってないと思うけど…
さっと
だから、「雲の神様、適度に雨を降らせて、必要以上に太陽を隠さないでね。雨の神様、渇水とか長雨だけはやめてください。雷の神様、梅雨明けを教えてくれるのは良いけど、むやみやたらに落ちないでね」とお願い申し上げるんじゃないか!

簡単に言えば
神様に五穀豊穣の願いを込めたもの。

 

それが注連縄の起源とい言われています。

 

しめなわを「注連縄」と書くのは何で?

「注連縄」という漢字
「注連(ちゅうれん)」という
言葉の意味を知らなくてはいけません。

 

中国で死霊が入り込まないよう
水を清めたものを連ねて張った
縄を意味します。

 

中国の古来の意味で言ったら

「しめなわなわ」

といった表現ですね(笑

 

一定の間隔でワラを「三・五・七本」と垂らすため
「七五三縄」とも表記する場合もあるようです。

 

注連縄つくり、マジで大変だぞ!

最近はワラを細紐で縛り上げて
それを編んで注連縄を作るものが多いのですが
当地本来の作り方は

「ワラ束を一定方法に捻って3本の紐を作りながら
それを一定の法則に従って編んでいく」

そうです。

 

常に捻りを加えながら
最初から最後まで仕上げるため
余裕で手にはマメが出来るし
普通にマメが潰れます。

 

…普通はそんなの毎日しませんしね。

 

また、神社と言えば鳥居と本殿以外にも
注連縄が使われている所って沢山ありますよね?

 

御神木とか社務所とか
馬とかある所だと馬にも…

 

大小合わせてかなりの数になります。

 

地区の神社感覚で

さっと
午前中には終わるだろうから、午後から遊びに行くか…

と思ってましたが
余裕で一日仕事です。

 

これが有名神社とかなら
数日から数週間単位でかかるんでしょうね。

 

…というか
その規模になれば
そういうのを専門に扱っている職人に
依頼したりとかですかね?

 

さっとさん伝説の名人の子孫だった…

さすがにワラを力いっぱい捻っていたら
手がバカになります。

 

さっと
というか、これだけ数があったら、職人とかプロに依頼した方が…
近所の人
何言ってる?
そのプロこそが貴方のお父さんでしょうが!
さっと
マジで?

なんだか近所の人の話では
私の父はもの凄い勢いで注連縄を作るのが素晴らしく
近所の人が口をそろえて

近所の人
あれは見事だった…
そこらのペーペーの職人なんか足元にも及ばないくらいだ

との事で…

 

近所の人
あなたそんな人の息子なんだから出来るでしょ?

という空気感が漂う始末…

 

さっとは死んでもワラを放しませんでした(涙

 

実はこの手の話が多い

父は宮大工だった訳ですが
注連縄はどう考えても専門外だと思います…

 

…いやマジで。

 

なぜか父が一枚噛むとこの手の話が多くて…

 

ある日、家で何もない空間を見つめて
ボーっとしていると…

棟梁
さっと、今から神社立てに行くから怪我で療養中のお父さんの代わりに来なさいよ
さっと
え、宮大工の修行してないし…
棟梁
小さい時からずっと見てきただろう!その辺のペーペーの大工よりも見てきた時間は長いから分るだろ?

確かに見習いとは
上役の仕事を見て技を盗む事を意味しますが…

 

家の床はったり基礎を打った事はありますが…

 

宮大工の修行なんてしてないのに
宮大工として建立に参加させられましたよ…

 

さっと
正直、何年も下積みして、やっとの思いで宮大工になった人には申し訳ない…

 

こんな感じで

「父が〇〇だから」

という理由で私が出来て然るべきという話が多いんですよね(笑

 

棟梁
ゴネてた割には、普通に宮大工の仕事できてるじゃないか。
細部まではツメが甘いけど

…まあ、一定の評価は頂けたようで
何とか面目は保てた模様。

 

というか、獅子舞で
私は良く後獅子(頭ではなく後ろの方、尾っぽ担当)ばかりによく入りますが
それも

近所の人
さっとのお父さんの後獅子は本当に見事だ!
あれこそ手本として保存したいくらいだ!
…とうぜん、さっとも出来るんだろ?
さっと
また、この流れの無茶ぶりが…

という経緯があったり…

 

無茶ぶりダメ、絶対。

 

 

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