楽しくないのは戦略を立てないから

マインド
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さて、明確な目標設定とか
ワクワク感などポジティブに挑まないと
ゴールに向かうのは困難となります。

 

多くのワークに取り組んでいる方の中には
何かしらの段階で困難さを口に出したり出来ない理由を明確に打ち出したりしています。

 

確かに物理的に困難な場合もありますが
実際はそうじゃない。

 

しかし多くの方が

さっと
別にこれ楽しくないしポジれと言われても…

などと
出来ない理由の向こうに隠した真実を
必死に守ろうとします。

 

何故でしょう?

 

本当はその出来ない理由をクリアして
先に進んだ方が利益が大きいと解っていても
現れた壁の前に座り込んでしまいます。

 

それは多くの場合
明確なゴール設定やその経路が明確になっていないからではないでしょうか?

 

明確なゴール設定

行動というものは
ある一定の結果を期待して行われます。

 

例えば「水を飲む」という行動があります。

 

これには

「喉が渇いたから」
「薬を飲むから」

などといった「水を飲む」事によって
結果を満足いくものにするために行われる行動ですね?

 

少なくとも
「テレビが見たい」という結果を満足させるために
水を飲む人は少ないと思います。

 

設定ゴールの大小

「喉が渇いたら水を飲む」というゴールと行動は
今現在このブログを読んでいる方なら
多くの場合は誰でも実行できる簡単なものであると思います。

 

しかし水を汲んで飲むためのコップが無い人だと
何度も手ですくって口に運ばないとなりません。

 

少しゴールまでの道筋が遠のきましたね。

 

さらにその「喉が渇いたら水を飲む」というゴールと行動を思いついた場所が
周辺に水源がない砂漠や海水しか得られないなら
コップなど便利な道具があっても
かなり困難な状況ですね。

 

一口にゴール設定が大事と言われても
現状がどういったものであるかを把握しないままでは
ゴールまでどのような行動を行うべきであるかが不明瞭になります。

 

逆に「喉が渇いたら水を飲む」というゴールと行動を思いついた場所が
コップも持ってて水源も近い
そのうえ水以外の選択肢も選べる場所だったとしたら

さっと
何で水でないとダメなのよ、俺コーヒーがいいわ

と思ってしまいますね?

 

一見するとコーヒーでも良いのかもしれませんが
その先の行動の中で
コーヒーの利尿作用が影響して
大事な局面でトイレに行きたくなるかもしれません。

 

そうなるとせっかく「喉が渇いた」をクリアしたにも関わらず
結果として継続が困難となる
大事なチャンスを逃す結果になります。

 

特に行動分解など行動を明確にしてあるものほど
こういった残念な結果がおこります。

 

それは明確に示されたゴールへの道筋を
僅かでもそれる為ですね。

 

ゴールは近すぎても遠すぎてもダメ

この様にゴールが近くても遠くても
実は行動を起こす上では困難となる事があります。

 

近すぎる場合は
ゴールというよりかは通過点にすぎませんので
その先にゴールを設けると良いでしょう。

 

例えば「喉が渇いたから喉を潤す」というゴールが
あまりにも簡単すぎる場合は
喉を潤したその先、

「パフォーマンスの改善が見込めるので、仕事を頑張る」

これでも普通の一般的なものだというなら

「頑張る事によって評価を得る」

などいくらでも先にゴールは用意できますね。

 

評価を得たいという事は
出世したいとか収入を多くしたいという訳ですね?

 

じゃあ極端な話
月収100万円をゴールにしてしまえば良いじゃないかって事。

 

逆に「喉が渇いたから喉を潤す」というゴールが
あまりにも困難すぎる場合は

「まず水源にたどり着く」

事がゴールとなりますよね?

 

その為には

「現在地から近い水源を知る」
「水源まで生命を維持して到達する」
「海水を沸かすための道具を得る」
「得やすい水の代替となるものを知る」

などがあります。

 

月収100万円が困難な場合は
まず月収30万円を目指してみる事です。

 

これだとかなり現実的な数字になりますよね?

 

ゴールに対して行動は正しい?

ゴールを

「お風呂をお湯で満たす」

という事に設定した場合
行動はどの様なものになるでしょうか?

 

「風呂を沸かす薪を割る」
「水を汲んできてバスタブを満たす」

という行動が思いつく事もあると思います。

 

今現在、このブログを読んでいる方なら
多くの場合は
電気やガスなど給湯器によってお湯を沸かして
お風呂を満たす事が出来ると思います。

 

つまりゴールに対して
自分が今現在持っているリソースを無視して
行動を起こしている可能性があります。

 

給湯器があるのに
わざわざ桶で水を汲んできたり
薪を割ったり…

 

大変ですよね?

 

良い水を使って薪で沸かしたお風呂は
お湯が柔らかくて気持ちいいという意見がありますが
そのこだわりはゴール達成条件ではありませんよね?

 

行動科学で要素ごとに行動が書かれている場合

「お風呂をお湯で満たしなさい」

と言われたら
給湯器のスイッチを入れて
バスタブにお湯を注げば良いのです。

 

そこに変なこだわりや思考を挟むから
ゴールにたどり着いた時点でヘトヘトになって
次のゴールが目指せなくなるのです。

 

過剰すぎる・足りてない

「お風呂をお湯で満たす」というゴールを達成するためには
自分が持っているものを把握する必要があると軽く触れました。

 

給湯器があるのに「水を汲んでくる」「薪を割る」は過剰な行動ですよね?

 

時として過剰すぎる行動は
そこでエネルギーを消費しすぎて
その先を目指す気が起きなくなる場合があります。

 

また

さっと
あんなに頑張ったのに…

と愚痴が出て
モチベーションの低下も考えられます。

 

一度自分が持っている
リソース(ヒト・モノ・カネ)を把握したうえで
取りくむ必要があります。

 

多くの場合は既に持っている
または手に入れる事が出来る状況です。

 

逆に明らかに足りてない場合はどうでしょう?

さっと
俺んちまだゴエモン風呂なんだよね…

なんて方もいると思います。

 

実際、私も小さい頃は薪で沸かした風呂に入ってましたし
築年数でいったらまだまだ現役のゴエモン風呂の家が存在するのは
当然の話です。

 

その場合は「薪を割る」等も
適切な行動となって来ますよね?

 

その行動が困難な場合は
給湯器を導入するなどの
新たなリソースを得る事も行動としてはアリです。

 

給湯器があるのに
お風呂をお湯で満たせない場合は
どういった事が考えられるでしょうか?

 

「スイッチの入れ忘れ」
「設定温度が低すぎてぬる過ぎる」

などが考えられます。

 

これは明らかに行動が足りてないですよね?

 

大切な行動が抜けていれば
いくら頑張ってバスタブに注いでも
お風呂をお湯で満たすことは困難です。

 

また給湯器を如何に操作すれば
お湯が出るかといった
目標に対して間接的な手順も把握しておく必要があります。

 

やっているのに成果が出ないという方の多くが
実はこんな状態である事が多いですね。

 

ゴールを正しく認識していない

「盗難を発生させない」というゴールに対して
どの様に行動しますか?

 

「物が盗まれて困る」という人に
「盗まれるあなたが悪い」といって被害者が逮捕されるなんて話は
明らかにおかしな話ですよね?

 

正しい行動は
「物を盗む人を見つけて逮捕」な訳です。

 

ゴールとしては
「そもそも盗まれる人が居なければ発生しない」
とも考えられますが
その盗まれる人が居なくなった所で
盗む人は他から盗みますし…

 

これはゴールを正しく認識していないからおこる事です。

 

楽しくないのは全体の戦略を立ててないから

ゴールと行動が明確になれば
後はそれを如何に実行するかですね。

 

では何で楽しくないか?

 

それはゴールもしくは
行動が明確になってないからだと言えます。

 

どういう結果を期待しての行動か
解らないと不安ばかりで楽しくはありませんよね?

 

またゴールが見えていても
行動が明確でないと
やるだけ無駄といった事だってあります。

 

ゴールと行動を明確に
戦略を立てて行うと
感じ方が変わってきます。

 

わざわざ戦略を立てるくらいだから
動きが能動的なものになって
受動的にやってる時より楽しいと思います。

 

人から押し付けられた事より
自分が「これしたい」と感じでやる方が
断然楽しいですよね?

 

 

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