短気は損気なんて言葉もありますね。
短気というのは、すぐ怒ったりせっかちな感じの人ですね。
じゃあ「怒り」って何よ?
成功哲学やそのあたりを学んでいくと、いかに「短気が損気」であるかがうかがい知れますが、すぐ怒る人間にとっては、
「今学んだ実践すべき成功哲学 < 怒り」
な訳です。
物事の善悪を判断する前に

まず怒っとけ!
みたいな。
じゃあ、そもそも「怒り」というものがどういったものであるのかを知れば解決策も練れるんじゃないかと…
そうですよね。
まず問題が明確でないと解は求められません。
心理学上の「怒り」
一般的に喜怒哀楽と同じ概念の枠でくくられていますが、心理学では「怒り」は別の概念として考えられているようです。
怒りは蓋だった
心理学上『怒り』という感情は、
- 「悔しい」
- 「辛い」
- 「悲しい」
- 「喪失」
- 「否定」
などの感情や
「○○するためには□□しないといけない」
などといった思考に対する感情が「心の器」に溜まっていき、溢れそうになった時に出現する二次的な感情と言われています。
よく、心の壺とかバケツなんて表現が用いられますね。
その感情が器の上まで溜まって行き、ついには溢れそうになった時に人は感情を自覚します。
認めたくないから怒る
例えば、一緒に酒飲んでた友人が一人だけ先に出来上がってしまい、何かしらのちょっかいを出してきます。
この時点では、器に半分以下の「嫌だな」という感情がストックされます。

コイツ、またやってるよwww
といった感じで、「嫌だな」よりも「ったく、しょうがねぇなぁ」という考えが先行しています。
器から今にも溢れそうな感情の中には、自覚する事が耐え難いものもあります。
先に出来上がった友人のちょっかいに耐え難くなって

ああもう嫌だよ…
俺は楽しい酒飲みたいのに、何この状況…
マジあり得ないんだけど!
その「ありえない」を自覚して耐えきれないといった状況になった時に「怒り」という二次感情で心の器に蓋をしようとします。
だってそんなの認めたくないじゃない。
「怒り」は強烈なパワーなので、

ワレ、何しさらしとんじゃ、おお!!
調子こくんも大概にせぇや!!
といった感じで怒りを感じている間は頭の中はそれ一色になり、感じたくなかった「本当の感情」を自覚せずにすみます。
つまり人が何かに怒りを感じる時、その下に別の感情が隠されている場合が多いと言えます。
まとめ
怒りというものは自覚したくない感情があふれ出さない様にするための蓋であって
その下には本当の感情があるよっていうのが概念といった話ですね。
あまりにざっくりと書いたので厳密には少し違いますが概ねこの理解でOKです。
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